2011年9月2日金曜日

埋め立て地に建設した海を望む特別養護老人ホームの液状化対策について視察してきました!

8月31日は、芦屋市の埋め立て地に建設された特別養護老人ホーム「愛しや」にお邪魔をし、視察、聞き取り調査、トイレ介助・傾聴ボランティア活動もさせて頂きました。敷地のすぐ際には、穏やかな海が広がり、行きかう船や空の青さは、一日眺めていても飽きないかと思われるほど、素晴らしいロケーションが広がっていました。しかしながら、液状化が懸念される場所での経営の乗り出しに、大変興味が沸き、東日本大震災を目の当たりにし、新たな防災対策への取り組みなどを施設長さんにお伺いしてきました。
この施設の経営母体は病院で、神戸市などにも十数件の施設を経営されておられます。今後、介護保険制度がどのように変わったとしても、ずっとここに住み続けられるような施設をという理念で建設・設計されたそうで、とても落ち着いたいい造りになっていました。一見、有料老人ホームと勘違いしてしまうほど品の良い造りで、カントリー調の無垢の床材などが使われているところも、、センスが良く、自宅にいるような感覚が保たれているのだと感じました。更に、建設費や土地の購入費など、施設の経営に至るまで、興味を抱き、質問をさせていただきました。
その後、メリケン波止場に保存してある、阪神淡路大震災の護岸の被災現場を視察し、1メートル近い地盤沈下の様子や液状化を目の当たりにしてきました。
ここの施設は、埋め立ての人工の島ポートアイランドにも、施設があり、そこには、大学が4校も進出し、お互いに利点を生かして連携した教育研究を行うことにより、一層地域社会に貢献するということを目的として、キャンパスが建設され、注目を集めています。当初、この施設が、神戸市から提供された土地は、残念ながら、広大な市営臨時駐車場の一角の未活用の土地でした。このアスファルトだらけの街区を新しい福祉・医療を担うゾーンとして作り上げるために、その核となったのが、この施設だったと伺い、更に感動を覚えました。
防災に強い街となり、安心して暮らして頂ける名古屋港にし、こんな素敵な街を作りあげたいと、夢と希望が湧いてきました。さっそく、本日、追加質問のため、神戸市役所や特別養護老人ホーム『愛しや』、介護老人福祉施設『ぽー愛』に、お礼のご挨拶を兼ね、お電話をさせていただき、更に、踏み込んだ内容を聞かせて頂きました。ご回答は、1週間ほどかかるとのこと、また、その内容は、ブログで報告をさせていただきます。

画像が横向きで、貼り付けの位置もズレてしまい、お見苦しくて申し訳ございません。