2012年3月12日月曜日

3/11東日本大震災から一年、自分にできることとは・・・

東日本大震災から一年、皆様は、この一日をどのようにお過ごしになられましたでしょうか?

名古屋市内だけでも、いろいろな場所で、様々なイベントが開催され、事前にあれこれスケジュールを立てて、たくさんのところにお邪魔出来たらと考えておりましたが、予定通りにはいきませんでした。というのもひとつひとつのブースが内容の濃いもので、じっくり見入ってしまったからでした。そこには、新たな出会いがあり、熱心にボランティア活動をされていらっしゃる素晴らしい方々と、今日一日だけで、たくさん出逢うことができました。
メディアが語らない原発講演会をはじめ、2か所の追悼点灯式、ボランティアの方々が実際に現地でボランティアに行かれたから撮れた報道とは異なる視点からの写真展(私も6月と8月の上旬に2回現地入れさせて頂きましたので、まだ何も手つかずの時から雑草が生え始めたころと時間の移り変わりと、人々の表情の違いが手に取るように、その写真の数々から伝わってきました)、物産展等にお邪魔させていただくことができました。大きな布製の応援旗に「この東日本大震災で多くのことを学ばせて頂きました。日本人が忘れかけていた家族の絆・地域の絆・・・。決して風化させることなく、日本中から名古屋から支援していきます。名古屋市議会も、本日、復興支援の決意表明をします。・・・」とメッセージも書き込ませて頂きました。

皆様は、東日本震災孤児への「ワンコイン募金」をご存知ですか?
以前にも、このブログでその思いを告げましたが、今日、そのワンステップを踏み出すことが私なりにできました。「ある程度まとまった金額を」と考えておりましたが、そうではなく、毎月、自分の銀行口座から、自分で決めた日にちに決めた金額が引き落とされ、それが5年間、毎月震災孤児の手元にわたるという仕組みで、その場で、早速申し込みをさせて頂きました。私は、決してこの大震災を風化させないために、毎月11日を指定し、5年後の3月11日に更新を迎えるわけですが、(最長5年とのことでしたので)、一区切りに今一度、この5年間で何ができたのかを振り返りたいと思います。「日本中、世界中の人たちが、あなた方を応援しています。この辛い思いを糧に、乗り越えて、あなた方にしかできないことに役立ててください。あなた方なら絶対にできます!顔晴れ(がんばれ)!」震災孤児の皆さんへのメッセージを添えさせて頂きました。

私ができることのもうワンステップとして『400ml献血』をしてきました。同じ思いの方々が多いとと思ったのですが、日本赤十字社の方に伺ったところ、「残念なことに逆に今日はマラソンなどがあったせいで、むしろ普段よりも随分献血に来てくださった方が少なかった」そうです。ぜひ、皆様もワンコイン募金や献血にご協力頂けたらと存じます。

もちろん、市議会では、議員総会を開き、追悼のため2時46分に黙祷を捧げ、今後の復興支援を決議致しました。

名古屋市の防災にも、全力で取り組んでまいりたいと存じます。河村市長の「一人の犠牲者を名古屋から出さないためにも」という言葉のとおり、私が皆様にお願いしていることは、『家の耐震化と家具転倒防止のための家具固定』です。ぜひ、家屋や家具の下敷きになり、逃げ遅れることがないよう、早速取り組んでいただきたいと存じます。
うれしかったことは、若者が中心になり、イベントを盛り上げていたことです。全国で本当に大勢の方がボランティアにご参加してくださり、今日の運営収益は、現地に送られるとのこと、心より感謝申し上げます。震災直後のゴールデンウィークの17万人から10分の1に激減してしまったそうです。げんちでは、多くの方がボランティアの力を持ち望んでいます、。愛知ボランティアセンターでは、毎週日曜日にバスを出しています。4月上旬からの席は空いているそうですので、ぜひ、たくさんの方にご乗車していただき、現地でのボランティア活動に参加していただきたく、お願い申し上げます。最後に、不登校だった子が大勢、このボランティア活動を通して、やりがいを見つけ、自分自身を取り戻してくれたそうです。誰一人この世の中で、必要とされない人はいません。ぜひ、学生さんたち、生涯にない体験を通して多くのことを学んでいただきたいと思います。東北までの交通費もかさみます。ぜひ、愛知ボランティアセンターのバスをきっかけに、春休みに出かけませんか。