2011年8月8日月曜日

港区公職者会・区政協力委員長との防災に関する意見交換会に出席!

 港区公職者会と区政協力委員長との防災に関する意見交換会は、今回初めて開催されたとのことで、出席をさせて頂きました。活発な意見交換がなされ、あっという間に一時間半余の時間が過ぎ、意見が尽きませんでした。何と言っても、私自身の『うさみいく愛新聞・・・今こそ地域力が試される時!』にも書きましたが、企業や民間の高層マンション等にも、お願いをして、いざという時には、津波避難ビルとして上層階への避難の受け入れをして頂ける体制づくりの確立に向け、この暑い中、区政委員長の皆様方が一軒一軒お願いに上がって下さっていたことに、びっくりしました。心より感謝申し上げます。
 18学区の委員長がご参加下さり、様々な意見が活発に、熱心に語られました。学区により、津波避難ビルに恵まれている(?)といいますか、高い建物が存在するとしても、その要件に満たないところが多く、無いに等しいところが多いのが現状で、口を揃えて、津波避難ビルの新規建設を望まれていました。しかしながら、その用地の確保も難しく、収容人数や逃げるまでの時間や高齢者の足を考慮すると町内単位での建設を望まれるご要望が多く、本市にとって、大きなプロジェクトであることは、間違いないと思いました。企業においては、セキュリティが厳しく、社員ですら上層階には上がれない現実に直面されたとのことで、訪問前と帰り道では、相当のギャップを感じたとの意見もありました。民間マンションは、やはり、現在、オートロック式が多く、鍵を事前に渡しておくことに抵抗があり、ほとんどのところが、住民の賛同が頂けず、弊害になっているとのことで、多くの課題をクリアしなければならないと痛感いたしました。学区ごとにある小・中学校が、津波避難ビルに指定されていないものが多く、4階建て以上の校舎も珍しく、屋上もただの平面であったり、上る階段も急だったり、フェンスもない状態であることや、開校時には、そこの生徒が全員避難するだけでも45分も時間がかかったとの報告もあり、スペースも児童だけでいっぱいになってしまい、とても他の人まで受け入れできる状態ではない現実が、明るみになり、これらのことは、ほぼ学区全域での共通の課題であることがわかりました。
 私は、平成15年に立候補させて頂いたときに掲げておりました防災リーダーと防災ボランティアの養成を強く訴えておりました。その経緯と今回の大震災を踏まえ、当選してすぐに、その進捗状況と詳細の把握に取り組みましたが、未だになかなか進んでいない現実にも直面しておりました。そんな中、私の住んでいる西築地学区は、港湾会社等も多くあるため、昼間人口と夜間人口が異なり、避難の仕方も変わってくるため、町内単位で、防災リーダーをピックアップし、訓練を重ねることで、住民の防災への意識を高めていきたいとのと、更に一歩踏み込んだ発言もあり、ぜひ、港区全域で実現していきたいと思いました。
 津波避難ビルに意見が集中する中、「この地域の過去の災害を紐解き、一日も早い、正確な情報が欲しい」「ハード面で、新川の堤防をもっと高くしてほしい」「いやいや、全市民の生命・財産を守るためには、高潮防波堤だ!」など、高潮防波堤の機能強化の要望も上がり、一日も早く、国へも強く要望していくことを固くお約束をさせて頂きました。この会も引き続き、重ねていくことと致しました。