7月9日(土)13:30~17:00港区役所講堂にて「地震災害緊急シンポジウム」が開催され、河村たかし市長も開会の挨拶をされた後、最後まで一緒に同席され、熱心に聞き入っておられました。私も、本当に時間を忘れて夢中でメモを取りながら、必死で聞き入っていたため、次の津波避難大作戦の集合時間に間に合わないほどで、汗をかきかきで自転車を盛り漕ぎしての移動になった程でした。
講演:名大大学院教授 水谷法美氏 テーマ『津波に対する備え、津波発生時の避難行動』 とてもわかりやすい講義内容資料とシュミレーション映像、実験映像そして東日本のリアルな映像を基に、お話下さり、津波の発生原理なども、理解することができ、避難行動の実践のあり方を学ぶことができました。
パネルディスカッション:
コーディネーター 名大大学院教授 福和伸夫氏
パネリスト:名大大学院 水谷法美氏・名古屋気象台 東海地震防災官 本間直樹氏
名古屋港管理組合 総務部担当部長 小池信之氏
名古屋市消防局災害部長 野田和義氏
コーディネーターの福和教授の毒舌(?)とも言えるユニークな突っ込みに、時間を忘れてしまうほどでした。パネリストのメンバー構成も最高で、絶妙なタイミングで、ズバリ斬り込んでいくところやそれぞれの返しも惑わられることなく切り替えされ、今までのパネルディスカッションの中で一番良かったと思いました。名古屋気象台の警報発令に至る流れも知ることができ、現地視察にぜひ、お邪魔したいと思いました。あんなにわかりやすく、楽しく講義してもられる名教授の講義を受講できる名大大学院生が羨ましくなりました。限られた短い(?)時間内に、あれだけの情報を網羅できたことが不思議なほど、内容の濃い充実した講演会でした。企画・運営に携わって下さった区長さんをはじめ、市の職員さんに心より感謝申し上げます。
17:45~ 名古屋港水族館において『津波避難大作戦』が実施されました。
参加者の募集をしたところ、わずか数日で2000名の応募数に達してしまい、打ち切りとなった上、県外から100名もの方が参加下さったそうです。久々の来客に、名古屋港が活気づき、地元学区に生まれ育った私は、胸が熱くなる思いがしました。避難訓練は、港消防署の的確なアドバイスに始まり、スムーズに実施することができました。「災害が起きた時、一番大切なことは?」との港消防署の方の問いに皆が静まり返り、その後「正しい情報を得ることです。これは、今日だけではありません。地下街にいた時、どんな状況にいる時も同じです。話をしていて聞いていなかったら、助からない確立が高くなることを忘れないでください。」等、おっしゃられ、単純でありながら、実際は、なかなか実行できない要素であると気付かされました。つい、「自分だけが我先に・・・」と勝手な行動をしてしまう災害時の人間心理を逆手にとっての発言に、来場者の皆様も、さぞかし肝に銘じて下さったことと存じます。
避難訓練終了後は、今夏、初めての『イルカナイトショー』の初お披露目があり、その飼育員さんとイルカとの息の合ったコミュニケーション、分秒のくるいもない素晴らしいパフォーマンスに会場が大盛り上がりとなりました。どの水槽にも大人も子どもたちもみんな張り付くように目を輝かせて見入っており、ペンギンやウミガメ等々、アイドルが勢ぞろいしており、全員が主役だと思いました。日本一とは聞いていましたが、まさしく日本一・世界に誇れる施設だと改めて実感させられました。今日のような来場者数の復活を心から願うとともに、何としても名古屋港を盛り上げなければと、更なる決意をさせられました。避難訓練に参加くださった皆様からも、ぜひ、今日の感動を他の皆さんにお話し頂けたらと存じます。管理組合の職員さん、水族館の職員さん、港消防署の職員さん、港湾関係者のみなさん、本当にありがとうございました!