2011年7月22日金曜日

視察先への事前質問が完成しました!夜中の3時過ぎですが、市役所にいます。

 最近、市役所の主のようになってしまい、必ず団の中では、一番最後まで残っており、つい根を詰めると、気がつけば朝になってしまっています(泣)(笑)現在3時15分です。
 今、やっと、名港管理組合の港湾視察先の事前質問が完成し、ファックスを送りました。内容は以下のとおりです。
<高雄港について>
 1.1999年の台湾の地震では、断層が発生し、学校の校庭や商店街に2~4メートルの段差が生じました。福島原発事故を踏まえ、今年5月に台湾は、順次原子炉廃止と延期をしない方針を発表しました。日本に次ぐ地震国である台湾において、2007年から2010年の完成を目途に、水深16メートル、4バースのコンテナターミナル建設を、BOT方式で、民間事業者に整備を進めさせましたが、その整備にあたり、耐震・防災面においては、どのような指導・監督を行ってきたかを教えてください。
 2.いち早く、東日本大震災を踏まえ、自然エネルギーへの方針転換を発表された台湾において、港湾地区における耐震基準の見直しをはじめとする地震対策や災害発生時における緊急支援物資の入出港用耐震バースの整備・取り組み等についての働きかけや新たな方針があれば教えてください。
 3.アジアと北アメリカを結ぶ太平洋航路およびアジアとヨーロッパをつなぐ欧州航路の双方向の航路という充実した航路ネットワークを活用した高雄港は、廉価で速度アップを図ったサービス展開でトランシップ港として、大きく貢献、発展されていますが、通関など輸出入の手続き時間の短縮など、港湾業務の効率化および港湾設備等、どのような工夫をされているかについて教えてください。
 4.上記の地理的優位性を生かして、更に、台北港や基隆港などがそれぞれの港としての役割を住み分けしていると聞きますが、具体的に教えてください。国家戦略としての地域港湾のあり方についても教えてください。
 5.対岸中国の港湾で、北米等へのダイレクト便が増加してきたことにより、高雄港でのトランシップ貨物の減少が危惧されますが、今後の開発に向けたインフラ整備等の計画や取り組みについて教えてください。
 
<台北港について>
 1.基隆港の狭隘化にともない、発展用地の確保が難しいことから、今後は台北港に比重が移され、新たな台湾の拠点港湾として最大の港湾整備計画が進められていると聞きますが、その戦略と具体的な計画について教えてください。

その他、段差が生じた1999年の台湾地震時の港湾の被害の有無や名古屋港への要望等をお尋ねしたいと考えております。

8月に実施される名港管理組合議会における港湾視察先について、私自身、大変悩みました。6月7日・8日の日程で、被災地の東日本の港湾は、自費を含め、視察を終えていた経緯を踏まえ、決意を致しました。高雄港は、トランスシップ貨物のコンテナ輸送で世界6位を占めるほど、飛躍的に発展した港であり、日本に次ぐ地震国であることを踏まえ、東日本の復興はもちろんのこと、名古屋港の発展と今後の港湾地区における防災対策について学んで参りたいと存じます。市民の皆様の血税を無駄にしないために、更なる事前学習をし、現地視察に備えたいと存じます。何卒、ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。