去る9月19日の地元敬老会での、ご挨拶時に、お隣の紀伊半島では、台風による山津波でできたダムの決壊が、今か今かと、心配されていましたので、私は、そのことについて触れさせて頂き、いつ起こるかわからない災害の被害を最小限に抑えるための、地域防災計画にも、触れさせて頂きました。先日の9月定例会での、わたくしの発言を踏まえ、木曽川水域の飲み水や市民の皆様の生命財産を『放射性物質の拡散』という、目に見えない新たな災害からも守れるよう、提案をさせて頂いた経緯で、国や県、専門家などとも連携をとりながら、名古屋市の地域防災計画に、盛り込まれることになったことを、報告をさせて頂きました。
「津波てんでんこ」についても、お話をさせて頂きました。「津波てんでんこ」とは、もうご存知だと思いますが、東北地方の方言で「てんでばらばらに」とい意味で、「津波が来たら、肉親を構わず、各自てんでばらばらに一人で逃げろ!」という言い伝えです。津波は、到達が早く、家族を構っていると、逃げ遅れるからです。「一族を存続させるため」また、自分自身が助かり、他人を助けられなかったとしても、非難をしない、生き残った者が悔やんで暮らすことがないように、暗黙の了解の意を含んでいるとされています。これらのことから、子孫への、先人たちの深い思いやりと愛情を感じずにはおられず、わたくしたち若者が、先人たちの教えをもっと乞うべきであることをお話しさせて頂きました。
会場の皆様おかれましても、次の世代を担う子供たちに、ぜひ、戦争の恐ろしさ、愚かさ、伊勢湾台風の教訓など、ご自身が経験されたことを、教授して頂きたいとお願いをしました。
我が西築地学区は、三世代で、学区行事に参加して頂けるご家族も多く、今、最も必要とされている家族の絆の強さを肌で感じることができる貴重な学区でもあります。わたくしも、この学区に生まれ育ちましたことを誇りに思い、より一層、安全で安心な街づくりをめざし、全力で、市政に取り組んでまいりたいと存じます。